『奇偶』(山口雅也、講談社)

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3cb6996a549790104d09?aid=p-kurouta19005&bibid=02230957&volno=0000

 「考えうることは、どんなに途方がないことでも、起こりうるのだ」 
 不条理とは、偶然を神様の骸子(ダイス)遊びととらえる心性だと思う。本来、不条理に対して、「どんなことでも起こりうる」との認識を立てることで、自分自身は神の手から逃れるという選択もあったはず。
問題は、神様に責任をおっつけたい心性なのだよね。

 この本については、↓でも紹介したので、ご覧めされい。
http://hpcgi2.nifty.com/kurouta/yonomori2-1/tree.cgi?action=view&no=24